<経営者に薦めたい一冊(4月)>
へたな人生論より葉隠
本田 有明(河出書房)
「葉隠」は元佐賀藩の武士・山本常朝の談話を、後輩に当たる田代陣基がまとめた口述書です。
「武士道といふは死ぬ事と見付けたり」の言葉が最も有名で、危険思想だとみなされ江戸中期の平和な時代には禁書扱いされ、明治になると逆に一躍脚光を浴び出征する若者の聖典として扱われました。
しかし、その内容の本質は現代の自己啓発・人材開発・リーダーシップ論でもあり、中小企業の経営者にとっても多くを学ぶことができる書です。
この本を読んで葉隠の本質を学んでいただければと思います。